日本ユニセフ

2008/12/14

オランダに学ぶ、子供を肥満にさせない方法

ユニセフがおこなった子供の幸福度調査で、オランダが1位になり、NewsWeekがこれを分析している。

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2008年 12/10号 [雑誌]
オランダの子供に肥満が少ない理由として、自転車の利用を挙げている。
自転車の保有台数はヨーロッパでトップ。
国中に安全な自転車レーンも張り巡らされている。
また、家族で食事を取り、あまり外食はしないという食生活も肥満防止に貢献しているだろう。

反対に幸福度ランキングで最下位(と言っても欧米21カ国の中でだけど)のイギリスでは、学校給食でジャンクフードが提供され、肥満が蔓延しているという。
そして極めつけは子供の3人に1人が片親で、シングルマザーの貧しい家庭で育つ。
こうした環境で育った子供達がどう育つのか、ジャーナリストのコリン・ジョイスは身も蓋もない言い方をしている。

ユニセフの調査を見れば、父親のいない子供がどういう人生を歩むのかが分かる。
より早く学校を止め、健康により大きな問題を抱え、より早い時期に家庭を離れ、より低い賃金の仕事に就くのだ。

こうして育った子供達は、残念ながら犯罪に走るケースも少なくない。
「ヤバい経済学」でも、犯罪の発生率と中絶の件数に相関関係があるとしていた。
オランダはまた、中絶が自由な国でもある。

ヤバい経済学 [増補改訂版]

関連

コリンも記事の中で触れていたが、イギリスの学校給食からジャンクフードを追放しようとするドキュメントが放送されて大反響を得た。



この番組はWOWWOWでも放送されている。

→ジェイミー・オリヴァーの給食革命 WOWWOW

ジェイミーのスクール・ディナー DVD-BOX

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2008/08/12

ホワイトバンドの次原さん、2ちゃんねるを逆恨み

ALL YOU NEED IS GREEN コザイ教授とツギハラ社長が考える「環境と貧困」

サニーサイドアップの社長、次原さんがこのあいだ本を出した。
そこに2ちゃんねるでのホワイトバンドに対するバッシングについて書いてあるのだが、これがひどい。
まず、出だしからしてこれだ。

ホワイトバンド発売から3ヶ月後、インターネットの2チャンネルに「ホワイトバンドは寄付ではない」というサイトが立ち上がった。

言葉の使い方が間違っていて何が書いてあるのか理解できない。
2ちゃんねるというサイトに、「ホワイトバンドは寄付ではない」というスレッドが立ち上がったと書きたかったのだろうか。
次原社長が2ちゃんねるをひらがなで表記していないのはご愛敬としても、「サイト」という一般的な言葉すら理解できないほどネットに疎いのは問題だ。
これだけ基礎知識が不足していると、そもそも2ちゃんねるを実際に見たのかという疑念すらわいてくる。
口コミがネットで広がる時代に社長がこの知識不足、さらにそれを補佐する人材がいないというのは、PRを生業とする会社として致命的なのではないだろうか。

さらに「詐欺師呼ばわりされた」と、自らの説明不足を棚に上げてバッシングがいかに不当なものだったのかという説明が続く。
PRで飯を食っている人間が「誤解された」って、そうならないようにするのが仕事だろう?
自己正当化すればするほど、無能だということをアピールしていることに気づかないのか。

それで最後はおきまりの匿名批判。

物事の本質に迫った批判や議論ではなく、「なにかをやった」「目立った」人間を匿名かつ集団でたたくといった構造が昨今、特にエスカレートしてきているような気がする。

と、明らかに2ちゃんねるのことを指して批判しているわけなんだけど、2ちゃんねるでどんな批判があって、それに対する十分な説明は結局無いままなんだけどね。
そこらへんについては長くなりそうだから機会を改めて書くとして、ホワイトバンドとかで指を鳴らしてるU2のボノなんか税金払ってないんだよ?
それで政府にアフリカに援助しろとか言ってたらたたかれるのはあたりまえ。

関連

これもサニーサイドアップと日本ユニセフ協会がらみ

ボルビックの環境破壊に協力しないでください

北朝鮮にも援助を求めていたホワイトバンド参加のNGO

Hbday

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2008/07/12

ボルヴィックの環境破壊に協力しないでください

(お徳用ボックス) ボルヴィック 1.5L*12本

ミネラルウォーターのボルヴィック(Volvic)日本ユニセフ協会とタイアップして「1L→10L」というプログラムをやっている。
これはボルヴィックの売り上げの一部を日本ユニセフ協会に寄付して、それを資金にしてユニセフがアフリカのマリに井戸を掘るというもの。
その寄付の割合がボルヴィック1リットルにつき、井戸水10リットル。
ボトルあたりの寄付金の額を知りたいところだが、FAQには答えられないと書かれているので勝手に計算してみる。

日本の水道水は単価で言うと1リットルあたり30銭ぐらいだろうか。
これを当てはめてみると、ボルヴィック1リットルにつき、寄付金は3円。
浄水設備に金をかけている日本で「1L→10L」キャンペーンをした場合でも、3円しかかからないのだ。

正確な数字を出すために、ボルヴィックの活動報告から数字を拾ってみる。
「マリ共和国に生まれる水の量は約7億1200万リットル」
これを10で割ればボルヴィックがどれだけの量売れたか分かる。
「ダノンからの寄付金は約4200万円」
これをボルヴィックの販売量で割ると、ボルヴィック1リットルあたりの寄付金の額が分かる。

計算してみると、ボルヴィック1リットルあたりの寄付金は、58銭9分ぐらい(あってますか?)。
1.5リットルのボトルを買うと、1円弱が寄付される計算になる。
ボトル1本あたりの店頭価格は200円弱ぐらいなので、金額ベースだと0.5%ぐらい。
なんか思ったよりも少ない感じがしないだろうか。
1リットルで10リットルって言うと、景気いい感じがするけどね。
数字の見せ方がうまいって言うのかな。

で、ここからが本番。
ボルヴィックがフランスの山でボトルに詰められてから手元に届くまでに、とんでもない量の化石燃料が使われている。
もちろんペットボトルの製造と廃棄にも石油は必要だ。
だからペットボトル入りの飲料水は石油資源の浪費だと言うことで、サンフランシスコなんかではミネラルウォーター禁止令が出ているほど。
安全な水道水があるのだから、それを飲みなさいというわけ。

たった1円寄付するのに、200円近いミネラルウォーターを買って、寄付金の何十倍も環境に負荷をかけるなんて、とんでもないことだ。
1円あれば、1リットル水道水を飲んで、10リットル分寄付しておつりが来る。
だから、ボルヴィックの環境破壊に協力しないでください。

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アフリカに援助したいなら、黒柳さんの口座に。

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