トヨタ広告のテレビ離れネットシフト
トヨタ自動車の奥田相談役がマスコミの厚生労働省に対する批判が過剰であるとして、「報復でもしてやろうか」(広告の引き上げ)という発言が波紋を呼んでいる。
元厚生労働省事務次官が刺殺された事件の影響もあるのだろうが、ワイドショーでは厚生労働行政に対する批判が少なくなったように感じる。
いつもは経団連で派遣雇用を推し進めた張本人として蛇蝎のように扱われている2ちゃんねるにおいても、敵の敵は味方というわけなのだろうか、この発言を評価する意見が多い。
しかしこの発言を待つまでもなく、トヨタ自動車はテレビからネット広告に梶を切り始めている。
おそらく一番初めにテレビCMを絞ったのはレクサス。
あれだけトヨタが力を入れているブランドなのに、驚くほどテレビCMが少ない。
富裕層をターゲットに見据えた高級車であるレクサスの広告媒体として、貧乏人の娯楽であるテレビ(それも地上波)はふさわしくないからだ。
各種広告媒体にまんべんなく広告を出しているトヨタ自動車は、媒体別によるデータを蓄積している。
それでなくてもパチンコのCMの合間に高級車のCMを流すバカがどこにいるのかという話だが。
その代わりトヨタはネット広告を積極的に行うようになってきた。
ネットはターゲッティングが容易であるし、富裕層と同じくテレビを見ない若年層に人気の高いメディアだからだ。
アメリカの人気風刺アニメ「サウスパーク」が今年からオフィシャルサイトで動画の配信を始めたが、見に行ったらトヨタ・マトリクスの広告バナーが貼ってあって驚いた。
以前サウスパークは同社のハイブリッドカーを「オカマが乗る車」とコケにしていたからだ。
それでも広告を出したトヨタに対して、サウスパークのファンはジョークが分かる会社だと好感を抱いただろう。
日本でも小型車「iQ」の広告動画をYouTubeに流し、好評を得ているようだ。
良くも悪くも日本企業をリードするトヨタ自動車の労使交渉は多くの企業に影響を与える。
同様にトヨタ自動車のテレビ離れも、多くの企業が追随することだろう。
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コメント
NHKにしても最近は民放と見紛う程ひどい
テレビの存在意義を忘れたら
皆から忘れ去られると言う所が分かっていない
この仕掛けをやられたら不快という感覚が欠落
投稿: カフェコロ | 2008/11/21 14時54分