なぜドバイは外国人犯罪が少ないのか
ドバイの人口は8割が外国人。
世界中から億万長者が集まる一方で、建設現場での仕事を求めて大勢の出稼ぎ労働者が入国してくる。
いかにも犯罪が多発しそうな状況だが、ドバイの治安は高いレベルで保たれており、日本より良いという声もある。
大勢の外国人を受け入れながら、いったいドバイはどのようにして治安を維持しているのか。
① 仕事のない外国人は強制退去
ドバイでは、仕事のない外国人の滞在が認められていない。
会社を退職したり、解雇された場合は一月以内に退去しなければならない。
② 家族を呼び寄せるには一定以上の所得が必要
貧乏人が増えるのを防ぐため。
金持ちしか住んでいないモナコは財布を落としても中身そのままで帰ってくる。
③ 帰化させない
外国人が帰化するのは難しく、ドバイ男性と結婚したとしても国籍を得るためには数年待たなければならない。
これでフランスみたいな移民問題とかは起きない。
④ 政治参加させない
そもそもドバイは首長の独裁国家なので、国民も政治参加する権利はありません。
⑤ 移動は車
ドバイは暑いので、移動はもっぱら車。
電車はまだない。
子供の通学もスクールバス。
管理されたところしか行かないので、犯罪に遭遇しない。
このように、ドバイでは外国人の権利は厳しく制限されており、予備軍を含む不良外国人が国内に滞在できないような仕組みを作っている。
しかし、外国人労働者の身分を雇用者が保護するという制度を悪用し、賃金を支払わないなどの問題が起きている。
ドバイ旅行から帰ってきた友人は、外国人労働者をボロ雑巾のように働かせていたと憤っていた。
①に類似した制度として、中国の農村戸籍制度と日本の研修生制度がある。
農村戸籍の民工と呼ばれる人たちは、戸籍制度のために労働者の権利が保護されない。
日本のイチゴ農家も、帰国をちらつかせて中国からの研修生を低賃金長時間労働で働かせていた。
労働者の身分を雇用者が保証するとき、どうしてもそれを悪用する雇用者が出てきてしまうようだ。
テレビなどではまるで天国のように紹介されることの多いドバイだが、それは物事の表面だけを見せているに過ぎない。
まるで大きなグッドウィルのような国なのに。
社長が大きなビルに住んで社員が汚いアパートにすし詰めとか、社長がフェラーリで労働者がバスで工事現場に行くとか、田舎から出稼ぎに来た人を騙すとか、労働者の不安定な身分につけ込むところとか、そっくり。
関連
参考
ドバイにはなぜお金持ちが集まるのか (青春新書INTELLIGENCE 202)
これはまだ読んでない。
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